屋根の点検

外壁よりも過酷な環境下に常に置かれている屋根の塗膜性能の低下は外壁よりも早くなります。

一般的に陶器瓦以外の屋根の下地は塗膜によって保護されています。塗膜性能が低下した状態で長期間放置しますと劣化具合によっては塗膜以外の補修工事が発生したり塗り回数が増加したり等、結果割高になってしまう場合もあります。

最低でも新築で10年、又は前回の塗り替えから6~7年に一度は点検をお勧めします。

屋根の劣化現象

サビ

雨、雪に長年さらされている屋根はコーティングされている塗料が剥がれて下地が出てくると、あっという間にサビが浮いてきます。この場合、サビ止めの工程が余分に増えてしまいます(その分値段も割高です)。

よく屋根の上に上がり雪下ろしをしている方を見かけますが、それはとても屋根を傷めていると思ってください。

氷を落とす、砕く時、鉄のスコップもしくは硬い物でガンガンやってしまいがちですが、氷を落とすつもりが屋根の塗料もそぎ落としているのです。砕こうという思いが氷と一緒に屋根に穴を開けてしまっているのです(プラスチックのスコップならまだいいですが、皆さん大抵硬い物で雪下ろしをしているようです)。絶対とは言いませんが、かなりの確率でこういった穴が見受けられます。

この穴というのは屋根だけに影響するのではなく、穴から家の中に雨水が入り、雨漏りし、家を支えている木が雨水を吸い腐ってきます。すなわち家全体に影響を及ぼすという事です(もちろん塗装する際に穴は塞ぎます)。

塗料剥がれ

一概にこれだとは言えませんが、考えられる理由としては、前回塗った塗料の問題・塗った季節の問題など色々あります。

しかし、私が見てきた中で一番多いのが、「お客様ご自身で塗った」というのが一番多い剥がれの理由であると思います(ご自身で塗るのが必ずしも悪いという事ではありません)。

まず昇塗装工業では、下地処理を絶対に行ないます(洗浄・ケレン・シーリング等)。

ご自身で塗る場合この下地処理をどうしても省いてしまいがちです。埃や汚れの上から塗料を塗っても綺麗なのはその時だけです。雪解けと共に雪・氷と一緒に塗料も落ちてきたりします。

色あせ

築10年前後より目立ち始め、特に濃い色の屋根材は紫外線の影響が大です。

釘抜け

棟等の板金を止めている釘が、経年変化により抜けてくる現象です。

雪止めの設置

雪止めの設置は、近隣との関係を円滑にする為にも、もはや『マナー』と 言っても決して過言ではありません。通行人や近隣に対して だけではなく、ご自分の車・カーポートの破損や 家・アパート・マンションの側面破損防止にもなります。

屋根で除雪作業中の際にも足元のストッパー替わりになり重宝します。

昇塗装工業では、雪止め1個の設置を材料,工賃込み2,000円で行っています。

お気軽にご相談下さい。
株式会社 昇塗装工業
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責任者:佐藤 昇